<IFA>フィリップス、タブレットに連携して生活を革新する提案(その1)


■生活家電にこそデジタルが鍵となる

フィリップス(Hall 22 Booth101)はIFAプレスカンファレンスで、スマホやタブレットに連携する革新的な生活家電を発表した。冒頭フィリップス・コンシューマー・ライフスタイルCEOのピーター・ノタ氏は「消費者はよりパーソナルで関連性があり、インパクトのある技術革新を求めています(Consumers want to innovation to be personal, relevant & impactful)」と述べ、「(生活家電にこそ)デジタルが技術革新の鍵だ」と宣言しました。

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■タブレットでコントロールするマルチクッカー

最初はマルチクッカー。国内ではノンフライヤーのみが発売中ですが、欧州ではポピュラーな一台です。このマルチクッカーをタブレット上のレシピアプリでコントロールして、材料の指示から、調理設定までを行ってしまうのです。(発売未定)

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■全自動コーヒーマシンも手元で楽しくコントロール

次に紹介されたのは、全自動コーヒーマシン「グラン・バリスト・Avanti」です。本製品はイタリアのSAECO(サエコ)製で、IFAではフィリップス傘下のグループとして展示されています。コーヒーマシンのメーカーとしては、日本ではデロンギのほうが有名かもしれませんが、実はSAECOのほうが老舗でヨーロッパでの知名度もあります(もともとデロンギはコーヒーマシンのブランドではありませんでした)。

そのSAECO製のコーヒーマシンを、これまたタブレットでコントロールできてしまうのです。コーヒー豆の好みの量、エスプレッソの濃度、ミルクフォームの量など、個人の好みや食事に合わせて自由自在にコントロールできます。また世界各国のコーヒー豆の紹介から選択方法、ウィザード形式で本格コーヒーを淹れるまでの行程が簡単かつ楽しく行えます。マシンが作動するとタブレットの画面にもミルクフォームやエスプレッソが注がれていきます。現時点では参考出品なので会場でしか見ることができないのが残念です。

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SAECOの現行のコーヒーマシンは国内でもインターネット通販で購入可能です。(永井光晴)

関連リンク→Philips IFA 2013

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2013年09月06日(金曜日)